【春から夏にかけて旬】『鯵(アジ)』EPAやDHCなどの栄養を損なわない食べ方

DHA

アジは4月から夏にかけて、

脂がのって美味しくなるといわれている魚です。

 

血圧の低下や血液をサラサラにし、

中性脂肪値を下げる効果がある「EPA(エイコサペンタエン酸)」、

脳細胞の活性化や、

脳の発達に働きかける役割がある「DHC(ドコサヘキサエン酸)」が豊富に含まれています。

 

 

100gに含まれる主な栄養素

  • 126キロカロリー
  • たんぱく質 19.7g.
  • 脂質 4.5g.
  • 炭水化物 0.1g.
  • マグネシウム 34mg.
  • カルシウム 66mg.
  • カリウム 360mg.
  • ビタミンD 8.9mg.

 

旬のアジは、

1番脂がのっているので、

体にいい脂の量も1年でもっとも多くなっています。

 

しかし、EPAとDHAは酸化しやすい弱点があります。

なので、食べ方や調理法によっては、

損をしてしまうことも。

 

そこで味の栄養成分を損なわない食べ方を料理別に紹介します。

 

刺身

レモンをかけると、

レモンに含まれるビタミンCが、

EPAとDHAの酸化を防いでくれます。

 

さらに、

生姜やシソも抗酸化作用が強く、

一緒に食べると油の酸化を防いでくれます。

 

なめろう

「なめろう」というのは魚のたたきの一種で、

 房総半島沿岸部周辺などに伝わる郷土料理で、

主にアジに味噌・ネギ・ショウガのみじん切りなどを混ぜ、

さらに粘りがでるまでたたいた漁師飯です。

 

味噌や薬味のネギは、

抗酸化力をもっていますが、

特に注目したいのは味噌に含まれる「大豆イソフラボン」。

大豆イソフラボンは、

魚の油の酸化を防ぐ力がとても強いんです。

 

干物

干物は生に比べて、

アミノ酸のどのうまみ成分がたっぷりでおいしい食べ方。

 

しかも冷凍保存がきくので、

日持ちして便利です。

 

 

ポイントは解凍せずに、

冷凍のまま弱火で時間をかけて、

じっくり焼くこと。

 

その方が干物の栄養成分を逃しません。

 

また、

網で焼くと脂が下に落ちてしまうので、

脂も丸ごと食べるには、

フライパンで焼くのがおすすめ。

 

アジフライ

アジフライは高温で揚げるので、

酸化した脂に変わってしまうのですが、

それを減らしてくれる調味料が、

『タルタルソース』。

 

タルタルソースのマヨネーズに含まれるお酢の酢酸は、

酸化しすぎた脂を元に戻してくれる効果があります。

 

また、

ウスターソースやカラシも酸化した脂を減らしてくれます。

 

アジのカルパッチョ

最後に、アジの脂を酸化から守る最強のレシピを紹介。

 

薄く切ったアジの刺身を並べます。

 

酸化を防ぐリコピンや大豆イソフラボンを含む、

トマトやスナップエンドウなどの野菜を乗せ、

酢、レモン汁、オリーブオイル、塩コショウを混ぜたドレッシングを作り、

お好みの量をかけたら完成です。

 

 

お酢とレモンの酸味が味のうま味を、

まろやかに引き立てます。

 

 

まとめ

これから旬を迎える『アジ』。

栄養を損なわない食べ方を参考に、

ぜひ美味しく味わってください。

 

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